明治から昭和に建てられた長谷の趣きある建物を巡ってみませんか?
和と洋が織りなすモダンな空間
作家の吉屋信子(1896~1973)が晩年を過ごした邸宅。設計は近代数奇屋建築の第一人者吉田五十八(1894~1974)。書斎や応接間、寝室などを見ることができます。北向きの書斎は天窓を設け明るく、和室は応接間に座った人と目が合うように一段高くするなど、暮らしやすくかつ洗練された五十八のデザインが光ります。春の秋の公開日は信子の原稿や愛用品などが展示されます。詳しくは鎌倉市のホームページをご覧ください。
吉屋信子の目
美術を愛した吉屋信子。コレクションに堂本印象(1891~1975)の日本画などがあり、一般公開日にその一部を見ることができます。
館内のステンドグラスや照明も必見!
鎌倉に残る貴重な明治の西洋館
1908年、株仲買人・福島浪蔵(1860~1919)の別邸として建てられ、大正時代に実業家の諸戸清六(1846~1906)の別邸となりました。関東大震災に耐え現存する鎌倉の数少ない近代建築の一つです。1980年に鎌倉市に寄贈されて平屋を増築、長谷子ども会館として開館しました。古代ギリシア様式の円柱が特徴的な外観など、華麗なデザインが印象的です。内部は非公開ですが、外観のみ見ることができます。