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文学散歩
文学コース (北鎌倉駅周辺、鎌倉駅周辺)

  • 北鎌倉駅
    • 1分
  • 北鎌倉駅 小津安二郎の映画の舞台
    • 1分
  • 円覚寺
    • 3分
  • 東慶寺
    • 10分
  • 建長寺
    • 9分
  • 鶴岡八幡宮
    • 3分
  • 大佛茶廊
    • 6分
  • 段葛
    • 4分
  • 鎌倉駅 多くの文学者が利用
    • 1分
  • 鎌倉駅

北鎌倉駅出発

古典から現代作品まで、鎌倉を書いた作品は多くあります。 このコースでは北鎌倉から鎌倉駅周辺の文学作品をご紹介します。

Spot.01

北鎌倉駅 小津安二郎の映画の舞台

北鎌倉駅周辺

北鎌倉駅は昭和2年(1927)に仮営業を始め、5年(1930)から正式に開業しました。現在は風情のある駅として知られ、その佇まいが人気です。小津安二郎の映画「麦秋」の舞台になっており、映画の冒頭にも登場する昔の看板「駅倉鎌北(北鎌倉駅)」を、東京側の改札に向う階段踊り場で見られます。

東京方面ホーム側の改札口から降り、車道を左に行くと円覚寺境内の白鷺池があります。木立に囲まれた石の橋を渡り、円覚寺に入山するのも風情があります。

1分

Spot.02

円覚寺

「山門を入ると、左右には大きな杉があって、高く空を遮っているために、路が急に暗くなった。その陰気な空気に触れた時、宗助は世の中と寺の中との区別を急に覚った」夏目漱石「門」より

北鎌倉駅周辺

夏目漱石が参禅し、小説「門」や「夢十夜」にその体験を書いた円覚寺は、島崎藤村の小説「春」や、川端康成の小説「千羽鶴」など多くの作品の舞台になりました。円覚寺では毎朝、誰でも参加できる暁天座禅会が開かれています、漱石のように参禅してみてはいかがですか。

3分

Spot.03

東慶寺

「くやしくばたづね来てみよ松が岡」「誹風柳多留」より
「赤い芽/空をめざす小さな赤い手の群れ/祈りと知らない/祈りの姿は美しい」高見順詩碑より

北鎌倉駅周辺

縁切り寺としても知られる東慶寺は江戸時代、「松が岡」「鎌倉」などの言葉で多くの川柳に詠まれました。現在、境内に小説家の高見順や田村俊子らの文学碑があり、高見をはじめ多くの文学者が眠っています。東慶寺を舞台にした井上ひさしの小説「東慶寺花だより」を原案にした、映画「駆込み女と駆出し男」(平成27年(2015) 主演:大泉洋)があります。

10分

Spot.04

建長寺

「好日やわけても杉の空澄む日」石塚友二句碑

北鎌倉駅周辺

建長寺の境内は俳人の石塚友二の句碑や、川柳作家の井上剣花坊の碑「咳一つきこえぬ中を天皇旗」があります。また大佛次郎の小説「帰郷」や、藤沢周の小説「武曲」(平成29年(2017)映画化.主演:綾野剛)の舞台になりました。
境内奥の半僧坊の参道に、鎌倉生まれと伝えられる桜「桐ケ谷」が植えられています。この桜は八重と一重が一度に咲く珍しい種類。近くに脳科学者の養老孟の発案、新国立競技場を設計した建築家の隈研吾の設計で作られた虫塚もあります。

巨福路(小袋)坂
建長寺前の坂道は、鎌倉七切通しの一つ小袋坂切通し旧道の近くを通ります。小袋坂は中世の軍記物語「太平記」に書かれています。元弘2年(正慶元)(1332)、後醍醐天皇に従い、鎌倉幕府と戦った新田義貞の一軍は、この道から鎌倉に攻め入り、幕府軍と戦いました。

9分

Spot.05

鶴岡八幡宮

「山はさけうみはあせなむ世なりとも君にふた心わがあらめやも」源実朝歌碑

鎌倉駅周辺

鎌倉時代から鎌倉の中心である鶴岡八幡宮は中世の軍記物語「平家物語」をはじめ現代まで多くの文学作品に書かれています。毎年8月初めに「ぼんぼり祭」があり、現在の文学者や著名人の直筆の書画約400点が、ぼんぼりに仕立てられ、境内に並びます。夕方には灯がともされ、夜の参道を照らすのは圧巻です。

3分

Spot.06

大佛茶廊

鎌倉駅周辺

(鎌倉市景観重要建築物・風致保存建築物) 作家 大佛次郎の茶亭を土日・祝日に喫茶店として営業。その他に、春と秋に一日一般公開されます。表通りの喧騒から離れて静かに、四季折々の花を眺めながら、のんびり過ごすことができます。

6分

Spot.07

段葛

治承4年(1180)、源頼朝が、妻の北条政子の安産を祈願して若宮大路に築いた参道で、鎌倉幕府の記録文書「吾妻鏡」に築いた様子が書かれています。二の鳥居から八幡宮に向かって徐々に道幅を狭くしていて、錯覚で実際より長く見えるので、ぜひ二の鳥居についたら振り返ってみてください。春は両側に桜が咲きます。

鎌倉駅周辺

治承4年(1180)、源頼朝が、妻の北条政子の安産を祈願して若宮大路に築いた参道で、鎌倉幕府の記録文書「吾妻鏡」に築いた様子が書かれています。二の鳥居から八幡宮に向かって徐々に道幅を狭くしていて、錯覚で実際より長く見えるので、ぜひ二の鳥居についたら振り返ってみてください。春は両側に桜が咲きます。

4分

Spot.08

鎌倉駅 多くの文学者が利用

鎌倉駅周辺

明治22年(1889)の横須賀線の開通以来、多く人が行き交った鎌倉駅。建物は変わりましたが夏目漱石や芥川龍之介、与謝野晶子ら多くの文学者がこの駅を利用しました。

1分